滞納処分の実務書:債権の差押え(債権とは)
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徴収奥義335号(目次はこちらからご覧ください)
滞納処分の中で重要度高となる債権差押えの解説に入ってきました(国税徴収法第62条)。
この実務に入る前提として、そもそも「債権」とは何か、また、その発生原因は何かについて解説を行っております。
民法の基礎とも言うべき分野で、とても大切です。
その範囲は広く、また、後半で解説している安全配慮義務は、近年確立された法理であるとともに、使用者・労働者にとって重要な知識です。また、とても興味深いともいえます。
主な内容は次のとおりです。
1 初めての差押え
2 実体法と手続法
3 民法上の債権発生原因とその構成
4 13種の典型契約
5 債権発生原因の相違
6 事務管理(第697条)
7 不当利得(第703条以下)
8 不法行為(第709条以下)
9 非典型契約(無名契約)
10 付随義務として信義則上負う義務
11 安全配慮義務
12 参考資料
掲載判例
最三判昭50.2.25(民集29-2-143)陸上自衛隊事件
最二判昭56.2.16(民集35-1-56)航空自衛隊芦屋分遣隊事件