債権の差押え(原因関係のない預金債権)その3
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判例付きでどこよりも詳しい解説書
徴収奥義428号(徴収関係顧問契約・購読契約受付中)
無体財産権等の解説を一時中断し、誤振込み事案の解説を行ってきました(426号、427号)。
換言すると、原因関係のない振込みによる預金債権ということになります。
今号は、原因関係のない振込みによる預金債権ではあるものの、誤振込みではない事案を取り上げております。
預金通帳を盗取し、この預金をだまし取る組織的な犯行があり、だまし取られた預金者が銀行に払戻請求を行った事案です。事件として興味深いものがあります。
また、下級審ながら、原因関係のない預金債権を銀行が相殺したときの判例も取り上げております。
主な内容 | 1.誤振込み以外で原因関係が存在しない預金債権 2.本件事案の結末 3.二重取り問題 4.本件事案による預金債権差押えの成否 5.被仕向銀行の相殺 6.参考資料 |
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掲載判例 | 最二判平20.10.10(民集62-9-2361) 東京高判平18.10.18(民集62-9-2407、判時1952-96) 東京地判平17.12.16(民集62-9-2393、金法1814-49) 東京地判平17.9.26(判時1934-61,判タ1198-214) 名古屋高判平17.3.17(金法745-34,金商1214-19) |